『如月』(昭和16年)

(Destroyer "KISARAGI" 1941)

駆逐艦『如月』

製作仕様 昭和16年7月(試験迷彩仕様)第3艦隊 第6水雷戦隊 第30駆逐隊
使用キット ハセガワ ウォーターラインシリーズNo.416

製作 2012年

 

 帝国海軍初の61cm三連装魚雷発射管を装備した『睦月型駆逐艦』の二番艦として舞鶴海軍工廠で建造されたのが『如月』です。

 開戦直前の昭和16年7月、パラオのコロール泊地にて僚艦『睦月』とともにダズル迷彩の試験迷彩を施されました。開戦直後の12月11日に米海軍機の爆撃により魚雷が誘爆、撃沈されました。開戦後、戦闘による撃沈喪失した艦艇の第一号となってしまったことでも知られています。

 

 『如月』に関しては現在のところ当時の写真などは伝わってきていませんが、作品は試験迷彩を施された状態を製作いたしました。

 海軍日誌や報告書に記載されていた内容を元にパターンについては推測です。第30駆逐隊の四艦すべてに施されたとする話や、独海軍のバルチックスキームに似たものもあったとする内容のものもありましたが、写真などが今後発表されることを願いたいですね。

 

 修正点は資料を基に煙突基部やループアンテナ、機銃台などスクラッチ修正していきました。艦橋はカッターのデッキ部分、左舷側後部のタラップや踊り場になっている部分が表現されていないところなど修正加工してあります。

 

 以前掲載していた写真を若干見やすく再編集しました。

 

 以上 ごらんいただきましてありがとうございました。
 

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