『飛鷹』(昭和17年)


航空母艦『飛鷹』
製作仕様  南太平洋海戦時仕様(昭和17年10月)第2航空戦隊所属
使用キット  ウォーターラインシリーズNo.212 タミヤインジェクションキット
製作 2015年

 



 





 『飛鷹』は大型豪華客船として起工進水した日本郵船の『出雲丸』を、開戦に伴い海軍が買い取る形で空母に建造変更され竣工就役した商船改造空母です。その後の正規空母 『大鳳』で採用予定の煙突一体型の島型艦橋を実際に試験するために装備された艦橋が特徴です。

 それまでの日本の航空母艦のスタイルとは違ったシルエットがより近代的な印象に感じます。

 ベースキットについては往年の名キットといわれて久しいタミヤのキットなので、改修部分は多岐にわたります。

 搭載機については南太平洋海戦時としました。実際には機関故障のために途中で搭載機を別の空母へ渡して引き返してしまったので海戦には参加していませんが、当時の搭載機とする零戦21型と99艦爆の二種類で構成しました。

 第2航空戦隊として出撃しましたが識別の帯は黄帯としています。(作品は黄帯1本)

 マストに掲揚している旗は、航空戦隊旗艦として司令官が座乗していたので将旗をかかげ、艦尾の搭載艇についても司令官用の内火艇に変更しました。

 

 艦橋のブリーフィング用黒板は当時はまだわずかに青みがかった黒ですので若干調色して塗装しました。艦尾に識別表記されたひらがなの”ひ”については諸説あるうえ、個人的にも結論つけられなかったので今回は表現しませんでした。

 

 全長206mの大型の船体をもつ『飛鷹』は大型高速客船としての船体のラインと、空母としての上部構造物をなしているいわゆるハイブリッドなイメージがするのは不思議な感じです。艦首に至る流麗なラインは特に美しいシルエットだと思います。

 製作の様子はブログにて掲載しています。

工場長の独り言ブログ(飛鷹1942編)

以上ご覧頂きましてありがとうございました。

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